たんぽぽの花言葉ってどんな意味があるのでしょうか。
今回色々と調べていて、とても良い事例があったので紹介します。
どうも、じゅんぺいです。
その良い事例とは、BUMP OF CHICKENのダンデライオンという曲ですね。
ダンデライオンは英名で、日本語ではたんぽぽ。花言葉の表面的な言葉だけでなく、ニュアンスまで伝えられたら、と思っています。
たんぽぽの花言葉は、ある意味怖いかも?
たんぽぽの花言葉は以下の通りです。
・神のお告げ
・思わせぶり
・別離
・真心の愛
全ての花言葉が一つの物語となっていて、全てを理解する事で全体の意味するものが見えてきます。
思わせぶりな態度から別離と、言葉だけを見ると、矛盾や怖い感じもしますが、きっとそれは意味のある事なんだと思います。
まず、見て欲しいのはこちらの動画です。
ダンデライオンの曲とアニメ
BUMP OF CHICKENのダンデライオンという曲です。テンポが良い曲で聞いてて楽しい曲です。ただ、歌詞は少し寂しい感じで、最後は前向きに明るくなっていきます。
サバンナで嫌われたライオンが、道に咲くタンポポとお友達になる物語です。最後は悲しい結末になりますが、聴いてみて下さい。電車の中とかだったらイヤホンを付けてね。
この曲を知っている人も居るかと思いますが、映像と共に見る事で、新たに気付く点もあるかと思います。
ダンデライオンの歌詞解説
ダンデライオンの歌詞を解説します。
寂しがり屋のライオンが、吊り橋をトボトボと歩いていました。それはそうです。だって、サバンナではライオンは怖いし、嫌われ者ですから。
本当は友達が欲しいのに・・・。
吊り橋を渡ると、向こうには、太陽に似たヤツ(たんぽぽ)に出会いました。
「お前は俺が怖くないのか?」「逃げないでいてくれるのか?」
たんぽぽは、何も言わず、吹き抜ける風と共に一度だけ頷きました。
こうして二人は友達になりました。
「俺の涙の理由を知っているか?」
「俺には分からないが」
ただ、ひとつ言えることは、サバンナで嫌われた、悲しいライオンの気持ちを温めてくれたのは、たんぽぽでした。その涙は、嬉しい感動の温かい涙でした。
それから、毎日ライオンはたんぽぽに会いに行きます。
その日は雨が降っているけれど、琥珀の小石をプレゼントする為にライオンは吊り橋を渡ります。
その石は、たんぽぽのおまえと同じ色の無口な小石。
「雨で寒いけどおまえを寂しがらせたりはしない」
その時、
ゴロゴロ、ズドーーーーーーーン
落雷により、吊り橋が落ちてしまいます。
ライオンは気がつき、上を見上げると、空が両方の崖の壁により狭くなっています。
どうやら崖から落ちてしまったらしい。高いところから落ちて身体が全く動かない。
(大けがをしてしまったようだ)
たんぽぽは心配しているだろうか。心配させてはいけない。
ライオンは強く吠えます。「俺は元気だぞ!全然平気だぞーー!」「俺の声が聞こえるかー?」
「おまえは、冷たく悲しい涙の事なんか、一生知らなくていいんだ。」
ずっと止まない雨の中、ライオンの血が流れて行きます。
「もし生まれ変わる事ができたなら、おまえの様なたんぽぽになれたら、俺は、みんなに愛して貰えるかなあ」
ライオンはもう声も出せませんでした。でも、不思議と寂しい気持ちはありません。
濡れた涙の冷たさ、悲しさはたんぽぽが拭い去ってくれたのではないでしょうか。
「俺がどうして涙を流しているのか知ってるか?」
「俺にはよく分からないが」
「今のこの心の温かさが、その涙の理由と考えて良さそうだ。何より俺は今、幸せだ」
季節は巡り、春が訪れました。谷底には、金色の綺麗なじゅうたんが広がっていました。一面に咲くたんぽぽの黄色い花。
その姿は、あのライオンによく似ていました。
たんぽぽの花言葉の意味を解説
ライオンは深く傷つき歩いていた所に、たんぽぽと出会います。これが神様からのお告げであり、プレゼントです。
何気ない普段の生活にこそ、生きるためのヒントは隠されています。
その出来事から何を学べるか?今の自分にとってのテーマは何なのか?を感じ取る事で、「神のお告げ」に気付く事ができます。
たんぽぽは、何も喋りません。でもその姿にライオンは心を癒されます。
ライオンは、自分の魂の気持ちをたんぽぽに投影していたのでしょうか。それはまるで鏡の様です。
「思わせぶりな態度」という言葉がありますが、それは、自らが解釈した結果であり、ネガティブに判断するのか、ポジティブに判断するのかは、自分次第という事ですね。
そもそも、周りの人は、いちいち思わせぶりな態度を取るほど、相手に興味があるわけではありません。
自分自身が気持ちよく受け取る事が出来れば、それで良いのではないでしょうか。
ライオンは、吊り橋が落ちた事により、たんぽぽとの「別離」に直面します。別離とは別れとも解釈できますが、卒業とも解釈できます。
新たな姿になる為に、現状の自分と別離します。破壊と創造は一心同体です。
手放すからこそ、新たなモノを手にする事ができます。別離は悲しい事ではなく、次に踏み出す明るい第一歩です。
ライオンは、死んでたんぽぽになれたら訳ですが、あくまでこれは、結果論であって、重要なのはそこではありません。
ライオンは死ぬ前から既に幸せでした。それは、誰かに愛されたから幸せだったのではなく、最初から幸せだったんです。
たんぽぽに真心を込めて接し、愛を与える事で、与える事そのものが幸せだと気付いたんですね。
何かをして貰ったから、何かをしてあげて、喜んで貰ったから、その結果としての幸せではなく、
心を込めて接する事、そのものが幸せ。これが真心の愛の本質ではないでしょうか。
最後に
今回は、たんぽぽの花言葉に感して、BUMP OF CHICKENのダンデライオンの歌詞を元に解説しました。
ライオンが教えてくれたのは、相手を見るのは、自分の価値観というフィルターを通してであり、良いも悪いも解釈は自分次第だという事ですね。
たんぽぽの花言葉に矛盾を感じる人もいる様ですが、マイナスの出来事も、破壊のその先に創造が待っていることを考えれば、決して悪い事ではありません。
ライオンの幸せは、たんぽぽになれたではなく、今のままでも十分に幸せだったと気付いた事なので、その点だけ注意ですね。
最後に花言葉をもう一度書いておきます。
たんぽぽの花言葉
・神のお告げ
・思わせぶり
・別離
・真心の愛
記事を読んで心にグっとくるものがありました。たしかに、日々生きていて楽しいこともあれば辛いこともありますが、辛いと思っていても考えを変えれば前に進む原動力になったりもしますものね。解釈は自分次第という言葉がズシンときました。
コメントありがとうございます!
>解釈は自分次第という言葉がズシンときました。
物事をポジティブに捉えるためには、自分自身が満たされてご機嫌である必要がありますよね。
今回の話で言えば、ライオンがまさに上手に出来ていました。
日本は八百万の神と言われる通り、すべてのモノに神が宿っているとされています。
トイレの神様ともいわれますが、トイレは磨けば磨くほどきれいになって、まるで光っているかのように、
気持ちで返してくれます。昔に一度徹底的に掃除したことがあります。
すると不思議な事にトイレが美しく、そしていとおしく感じるようになったんです。
また、こんな出来事もありました。
息子にピアノを習わせて一緒に勉強しているのですが、どうしても上手く弾けない息子に、家の電子ピアノに名前を付けたんです。
「シロピー」と。
そうしたら、息子はシロピーと一緒に音楽を奏でるようになって、感動的な演奏をするようになりました。
例えモノであっても、神と見立てる事で、僕たちは何かもっと多くの情報を感じ取れるのかも知れませんね。