スノードロップの花言葉が、「死」を意味していて、実は怖い・・・。そういった認識をもっている人がいるようです。
本当は、怖いなんて事はなくて、希望に満ち溢れたものなんだ、という事をラルクアンシエルの『スノードロップ』という曲から紐解いていきたいと思います。
ラルクアンシエルのスノードロップはもちろん「死」がテーマになっていますが、悲しいのか?というと決してそんな事はありません。
ある有名なアニメが元となった曲なんですね。
それがどんな曲で、そこからどの様に花言葉を知ることが出来るか、考えていきます。
スノードロップの花言葉が死と意味した由来
まず最初にスノードロップの花言葉を書いていきます。
・希望
・慰め
・恋の最初のまなざし
です。意外にも「死」という花言葉はありませんでした。
ただ、ネットを見ていると確かに「死」描写がありました。それはどういうことなのでしょうか。
その答えは以下のイギリスの言い伝えにあるようです。
ケルマという女性は狩人の恋人がいました。その恋人は、狩りの途中で事故に遭い、帰らぬ人となってしまいます。ケルマは、恋人の傷口にスノードロップの花を置きました。
恋人は目覚める事はありませんでしたが、スノードロップが恋人の傷口に触れた瞬間に、彼の亡骸がスノードロップに変わってしまった、という伝説で、イギリスの農村地方で伝わったそうです。
どうしてケルマが、恋人に対してこの様にスノードロップを置いたのかは、調べても出て来ませんでしたが、この地域において、スノードロップには、死を意味するものとして、家に入れると不幸が訪れると言われているそうです。
以上かスノードロップが死を意味する、とされた由来になります。
スノードロップの花言葉はなぜ怖いのか?
スノードロップの花の由来として、死を意味しており、確かに縁起は悪そうです。
しかし、『死』は花言葉にはありません。ただ、それだけで怖くないか?というとそうは言い切れませんよね。
確かに別れもあり、悲しい出来事なのは間違いありませんが、新たな第一歩となるものが非常に多いですし、怖いか?というと必ずしもそうではないと思います。
そこで色々と文献などを調べていた所、ある一方的な解釈により、スノードロップの花言葉が怖いという表現をされている事に気が付きました。
どういうことかというと、スノードロップの花言葉の「希望」と元々の「死」を意味するその二つの言葉の組み合わせによって、「怖い」という表現がされているようです。
つまり、
「私は貴方の死を希望します」
という意味だと解釈しているとの事です。
イヤイヤイヤ・・・(汗)
ちょっと「希望」という言葉の使い方が強引なんじゃないかと・・・。
それが、ネットで都市伝説として、広まってしまい、日本において定着してしまった様です。
まぁ確かに怖い花言葉って、人の負の感情を増幅させるので、広まる理由も分からなくもないですが・・・。
スノードロップが本当に怖いものなのか、ちょっと別の視点でみてみましょう。ラルクアンシエルの「スノードロップ」という曲から。
ラルクの曲で花言葉を解説
以下のyoutubeの動画をご覧ください。
著作権の関係上、本人とか、歌詞は当サイトに載せられないのですが、この動画は歌詞を載せてくれているのでわかりやすいかと思います。
スノードロップのyoutube
歌っている人は誰か知りませんが、上手だな~と思います。
スノードロップは、フランダースの犬の映画版を見たメンバーが自分たちの視点で、表現したらどんな感じになるのだろう?
という試みで作ったもので、パトラッシュとネロが天国に行く姿を描いた曲なんだそうです。
ギターソロ部分は、「天国楽し~~~!」っていう感じをイメージしているようなので、幻想的な感じがあって、光に包まれる感覚を感じながら聴いてみるとまた違った風に聞えるかもしれません。
以下は僕の勝手な解釈になります。
冒頭は、春の予感を感じさせる雪解けの描写です。降り積もった雪が解けてその防壁の先に、昔の僕が笑っていました。
「今の自分を信じてまっすぐ進んでいいよ」
と。
僕が前に進もうと決意した瞬間、不思議と、これまでさび付いて止まっていた世界が、あっという間に進んで行く。
今まで大変だったけれど、周りをよく見てごらん。近くには、真冬に咲いた白いユキノハナ(スノードロップ)がある事に気づくはず。
ずっと暗くかすんでいた空の雲が裂けて、太陽が当たったとき、凍り付く大地には春が訪れました。
鳥たちの羽ばたき、人々の歌声が響き始めた。永遠とも思われた沈んでいた風景が明るくなり、楽しい風になったあなたがいました。(天国に上っていくイメージ)
運命って不思議だね。気持ちをひとつを変えただけで、こんなにも明日が動き出すなんて。歩み出した僕たちに温かな雪が、祝福するように降り注いでくれた。
悲劇作のフランダースの犬を、幻想的で明るい雰囲気にした、このスノードロップ。
二人の「死」を「慰め」新たな旅立ちと再定義して、「希望に満ちた」ストーリーに変える事ができました。
こうして考えると
スノードロップの花言葉の
・希望
・慰め
・(死)
の意味が伝わりますし、間違っても
「あなたの死を希望します」
なんてことにはならないはずだ(笑)
スノードロップを贈るには?
イギリスでの言い伝えによる所の「死」ですが、そういった迷信って、日本でもありますよね。
・夜爪を切ると、親の死に目に会えない、早死にする
・霊柩車が通るときは親指を隠す
僕が子供のころに住んでいた町は、葬儀場が駅前だったのでしょっちゅう隠していましたが(笑)
まぁ積極的にスノードロップを贈る必要もありませんが、そこまでしてかたくなに避ける理由もないかな?と思います。
ちゃんと思いを伝えて、スノードロップにした理由を述べていれば大丈夫なんじゃないですか?
さいごに
今回はスノードロップの花言葉に関して、それが不吉で怖いものなのか?を考察しました。
ラルクアンシエルの「スノードロップ」を通して考えましたが、解釈次第で、良くも悪くも変わりますね。
結局どう捉えるのかは、本人次第なんだな、と改めて感じました。
スノードロップの花はとても可愛らしいので、ぜひプレゼントしてみて下さい。
さいごに、スノードロップの花言葉で締めくくりたいと思います。
スノードロップの花言葉
・希望
・慰め
・恋の最初のまなざし
PS
とは言え無言で、嫁さんからスノードロップを渡されてしまったらガクブルですよね(笑)
まずスノードロップに怖いイメージがなかったので驚きでした。可愛らしい花なのに・・・。記事を読んで、解釈は人それぞれだけど、死の意味合いも持っているならやっぱりプレゼントとしては贈らないのが無難だよな~と思いました。
コメントありがとうございます。
誤解される恐れがあるのなら、贈らないのが良いでしょうね。
特別にあげる理由がある場合は、贈ったら良いかなと、思います。
以下は、入院中のおばあちゃんに、鉢植えを贈った後、元気を取り戻した実例になります^_^
https://flower-song.info/桜草の花言葉とピンクを義足の祖母に贈った/