「このダリアの様に、他人に染まらずに輝き続けて欲しい」
どうも、じゅんぺいです。
あなたは花を贈る時、相手の事をどんな風にイメージしますか?
今回、ダリアの花を贈るエピソードを聞いた時に、エピソードを語るその人が最も強く考えているのが、相手に対するイメージでした。
・相手は花に例えると?
・その人の強さを後押しする花は?
その方が毎年欠かさず10年連続で贈り続けているダリアの大輪の花のエピソードと、ダリアの花言葉をご紹介します。
ダリアの花言葉を色別に
最初にダリアの花言葉を色別にお伝えする前に全般の花言葉から。
ダリア全般の花言葉
ダリア全般の花言葉は、
・華麗
・優雅
・感謝
ダリアの色別花言葉(赤白ピンクなど)
ダリアの色別の花言葉を以下に示していきます。
赤色のダリアの花言葉
・栄華
・華麗
白色のダリアの花言葉
・感謝
・豊かな愛情
黄色のダリアの花言葉
・優美
ピンク色のダリアの花言葉
ピンク色のダリアの花言葉は見つけることが出来ませんでした。
ダリアの怖い花言葉と由来
ダリアの怖い花言葉は、以下になります。
・裏切り
・移り気
怖く悲しい花言葉の由来は、ナポレオンの后ジョセフィーヌに由来します。
ジョセフィーヌといえば、薔薇を愛した事で有名ですが、実は同じようにダリアも愛していました。
ジョセフィーヌの庭には薔薇とダリアが咲き乱れ、それを見た貴族の一人が彼女に一輪欲しいと伝えたが、彼女は断ったようです。
それに激怒した貴族は愛人のポーランド貴族経由でジョセフィーヌの庭を管理する技師に彼女のダリアの球根を盗ませました。
結果その貴族の庭はダリアがたくさん咲き、大喜びしたもののジョセフィーヌはそれに大激怒し、庭師とポーランド貴族を追放したそうです。
ダリアに「裏切り」、「移り気」という花言葉があるのはこの話が由来になっているそうです。
参考文献
ウィキペディア
余談ですが、ナポレオンとジョセフィーヌはすれ違い夫婦だったようです。
結婚後のナポレオンの再三の愛を断り続け、ジョセフィーヌは浮気をし続けます。
それはナポレオンの部下までも・・・。遠征中にそれを知ったナポレオンは悲しみの手紙をフランスに送りましたが、その船がイギリスに拿捕(つまり船ごと奪われた)されます。
その手紙が新聞に掲載されてしまいます。
大恥をかいたナポレオンは離婚を決意しますが、何とか離婚は踏みとどまったものの、ナポレオンの愛は冷めてしまいます。
その事件以降は逆にジョセフィーヌがナポレオンを愛するという、すれ違い・・・。
最終的にはナポレオンの跡継ぎを生むことが出来ず離婚しますが、その後は仲が良く、ナポレオンが死ぬ間際は、ジョセフィーヌの名前を伝えたそうです。
それでは冒頭でお話しした、毎年欠かさず10年連続で贈り続けているダリアの大輪の花のエピソードをお伝えします。
ダリアの花言葉、感謝と栄華の話
私と彼が最初に出会ったのは今から10年前です。
ある日のこと、私は道を歩いていたらオープンしたてのインテリアショップを見つけました。
私「こんなところにお店ができたんだ、入ってみよう」
そこはとてもおしゃれなインテリアショップでした。
なんとなく、お店の商品を見ていたら、声を掛けてくれた40代の男性がいました。
最初の印象は、とてもお高くとまっている様なキザな年配の男性で、その人がショップのオーナーさんでした。
なんだかすごく個性的な人に話しかけられたなぁ、と思っていると、商品の説明をとても熱心に話してくれました。
オーナーさんは、本当に商品知識が豊富。そして独特な世界観を持っていました。
例えばボールペン1本説明するにしても、
「このペンは結構な値段がしてしまって高いと思うかもしれないけど、たった一本でも良いペンを持っていると・・・。」
「このボールペンに使われている外側の部分はね、◯◯製の◯◯でね、これだけの材料からたった数本しか取れないとても貴重なものなんだ」
一つの商品でここまで掘り下げて説明するんだ、と思うほど、商品知識が深くそして広い。
私はあっという間にこのショップのファンとなりました。
それからご縁が繋がり、このオーナーの飯島さん(仮名)と仲良くさせていただく事になり、月に1回は仲間を含めて食事会に参加する様になりました。
そうするうちに、飯島さんの誕生会に呼ばれ、花を贈ることになりました。
どんな花を贈ったら良いだろうか。そう思って、最初はお金を掛けて、個性的な花を集めた花束を贈ってみました。
それは、飯島さんがとてもお洒落で、キザで、派手な人だったので、なんとなく喜ぶのかと思ったからです。
当日、確かに飯島さんは喜んではくれましたが、贈った私の方が違和感を感じてしまったのです。
確かに彼には似合うかも知れない。
思えば他の人も胡蝶蘭とか、大きな木とか、大きな花束。ゴージャスな彼をイメージして、贈っていた様に思います。
それも一つのやり方だと思います。でも、私の場合に限ってはそうじゃないな、そう思いました。
私の違和感の理由がわかるのにそう多くの時間はかかりませんでした。
私が彼に惹かれたのは、単なるゴージャスさ、派手さではありませんでした。
一見すると、そこが彼の魅力と思ってしまうところですが、そうではありません。
彼の魅力とは、繊細な所作にあると思います。
モノの持ち方、あしらえ方、身のこなし、振る舞い。
力強い男性らしさの中にどこか気品というか、女性らしさを感じていたんです。
彼はとにかくものを大事にします。その姿は、インテリアショップのセレクトにも現れていて、
例えば、漆(うるし)というモノ。
漆というと、お椀をイメージされる方も多いと思います。
彼がセレクトするのは、漆職人が心を込めて作った文房具の小物入れとか、和洋ミックスさせた漆製のお皿とか。
以前、私は彼に聞いたことがあります。どうやって商品を仕入れているのですか?と。
そこで彼は答えてくれました。とにかく、東京でも、京都でも、地方でも、自分で足を運んでみるそうです。
自分が気に入ったものを見つけて、作っている人と直接話して、商品に対するモノの考え方、どうしてこの商品を、作り始めたのか?など、思いの部分を聞き、お互いに共感できたら契約する。
単にチラシで書いてあるような事ではなく、作った人の思い、背景がどうなのか?を大事にしているそうです。
今はネットで便利にものを買えます。卸の商品をネットでピピッと探して、儲かりそうなものを探せば、簡単に売り上げは上げられるでしょう。
でも、彼はそうしたやり方を絶対にしません。自ら足を運び、物を見て、作り手の思いを聞いてから仕入れの交渉をします。
そうやってこだわり抜いて、モノと自分との出会い、人との出会いを大事にしているからこそ、彼の周りには魅力的な人やモノで溢れているのだと思います。
彼の見た目は確かにゴージャスで派手でキザな様に見えます。でも、それは、単なる見た目の美しさだけを追求したものではなく、そこに本物を追い求めた結果があるのだと思います。
それが彼の魅力であり、人や物に愛されているのだと思います。
そんな彼に似合う、彼を表した花はないか?と探していた所、見つけたのが『ダリア』でした。
一輪の花であっても存在感があって、他人に流されることのない、そんな強さはまるでで彼を表している様です。
・常に輝いていてほしい
・何にも負けないで欲しい
・周りに同化する事なく、いつも先頭に立って頑張って欲しい
・これからも芯の強いあなたでいて欲しい
それから私は毎年ダリアを飯島さんに贈っています。今年はお店がオープンしてから10年目になります。
今年、私が贈った花は、赤白混合の大輪の花を見つけました。ラッピングは黒でシックに、そして、紐はゴールド。
彼の誕生日はなんと1月1日。こんなにおめでたい事があるでしょうか。
去年の花は、真紅のダリアでした。
彼は毎年こう言います。
飯島さん「来年はどんな花になりそう?そろそろダリアもネタ切れなんじゃないの〜?」
私「イヤイヤ、まだまだあるから大丈夫。いざとなったら育てるから(笑)」
ダリアの大胆さに、彼も気づき、そして自分に似た花だと気に入っている様です。
彼がモノと人の出会いを大切にする様に、私も同じ様に歩き回ってダリアを見つけています。
モノも、人も一期一会。
私もダリアが大好きです。
じゅんぺいです。
今回のエピソードを聞いて、人の出会いはもちろん、モノとの出会いも本当に一期一会だよな〜と、改めて感じました。
フラッと入ったお店からこんなにも長く続くご縁になるのは本当に驚きですね。
今回お話し頂いた方は花言葉は調べてなかったそうなので、お伝えしたいな、
と思います。
赤白ダリアの花言葉
もちろん、紅白のダリア専用の花言葉を見つける事は出来ませんでしたが、
ダリア全般の花言葉は、
・華麗
・優雅
・感謝
赤色のダリアの花言葉
・栄華
・華麗
白色のダリアの花言葉
・感謝
・豊かな愛情
・・・。僕が捻りを加えるまでもなく、そのままでしたね。
華麗、優雅、栄華
→ ゴージャス
豊かな愛情
→ モノや人に囚われず、何にでも愛を注げる人
そんな彼には感謝の意を込めて花贈りする。
素晴らしい事ですね。
来年、彼には花を贈ることがあるなら、どんな花を贈ったのか、教えて貰いたいですね^_^
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