本記事は、パンジーの色別花言葉と由来、パンジーにまつわる神話、伝説をお伝えします。
どうも、じゅんぺいです。
パンジーは日本の道でもよく見かけるポピュラーな花ですが、その物語を知っていますか?
『花言葉は、その花の歴史である。』
この歴史を知る事で、どういった背景でこの花が愛されてきたのか分かります。自ずとどんなシチュエーションで、どんな気持ちでプレゼントしたり、育てたら良いのかがわかってきます。
今回お話しするのは、フランス革命でギロチンの刑に処された、王妃マリー・アントワネット。
彼女が贈ったとされる、指輪についての話です。この記事を読んだ後、道端でパンジーを見たら、きっと印象が変わりますよ^_^
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パンジーの花言葉を色別に
まずは、パンジーの花言葉を色別にと伝えします。
パンジーの全般の花言葉
パンジー全般の花言葉は、
・物思い
・私を思って
紫色のパンジーの花言葉
紫のパンジーの花言葉は
・思慮深い
黄色のパンジーの花言葉
黄色のパンジーの花言葉は、
・つつましい幸せ
・田舎の喜び
白色のパンジーの花言葉
白のパンジーの花言葉は、
・温順
赤、青、ピンク色のパンジーの花言葉
赤、青、ピンク色のパンジーの花言葉は見つけられませんでした。パンジー全般の花言葉と考えて良さそうです。
これから伝えるフランス革命の話は、本当にとても悲しい話です。
ベルサイユの薔薇などの作品で登場する、歴史的事件、フランス革命。
パンジーの花言葉とフランス革命の真実の指輪
王妃マリーアントワネットの無駄遣いが民衆の怒りを買い、それが革命と繋がり、アントワネットは処刑された・・・。
僕はそう授業で習ったし、僕自身もそう信じていましたが、近年では、全く逆の見解のようです。
アントワネットは民衆に向かって以下のような発言をしたとされています。
「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」
そんな事を言ってしまったら、トンデモない事になってしまいますが・・・。
しかし、彼女の性格を紐解いて行くと、決してそんなことを言う人物ではないとわかってきます。
彼女は常に貧困層を助けてやりたいと、貴族に向けて寄付金を募ったり、王宮内で節約をしたりしていたそうです。
自身の子供達にはおもちゃを我慢させるなどもしていたとか。
賭博に関しては子供が生まれた事をきっかけに訪れた心境の変化からピッタリと止めている 。
自らのために城を建築したりもせず、宮廷内で貧困にある者のためのカンパを募ったり、子供らにおもちゃを我慢させることなどもしていた。
宮廷内は確かに財政難だったのですが、それは彼女の無駄遣いが発端ではなく、問題はむしろ宮廷内の人々でした。
アントワネットが経費を節約する為に宮廷内での無駄を省いた結果、それがステータスだった宮廷内の人々の反感を買ってしまいます。
宮廷内での地位と権力を示す為に、地位ごとに便器の形が違ったりと・・・。
そういったものを廃止したら、力を誇示できないのですから、反発しますよね。
誰が王妃に下着を渡すかでもめたり、廷臣の地位によって便器の形が違ったりすることが一種のステータスであった宮廷内の人々にとっては、アントワネットが彼らが無駄だと知りながらも今まで大切にしてきた特権を奪う形になり、逆に反感を買った。
彼女はフランス国のために尽力しました。しかし、宮廷内で恨みを買ってしまいました。
元々敵国のオーストリア出身の彼女は政略結婚によりフランスに来ました。そうした彼女に対する不信感も重なって、色々と話をでっちあげられてしまったのでしょう。
彼女がギロチンの刑に処する前の義妹エリザベートに宛てた手紙には、こう記されています。
「犯罪者にとって死刑は恥ずべきものだが、無実の罪で断頭台に送られるなら恥ずべきものではない」
残念ながら彼女を含めて、国王一家は処刑されてしまいましたが、彼女を救おうと奔走した人物がいます。
それが、アントワネットの愛人のスウェーデン貴族、ハンス・アクセル・フェルゼン伯爵です。
アントワネットをフランス国外に逃亡させる為にいくどとなく手助けを行います。
アントワネットは、フェルゼン伯爵に指輪を贈ります。
その指輪には、パンジーの花と、a lui(彼を)と言う言葉が刻まれていました。パンジーの花言葉、「あなたを思っています」という意味が込められていたんですね。
フェルゼン伯爵は、アントワネットが込めた花言葉を大事に大事にしました。そう、亡命に失敗して彼女がギロチンの刑に処された後でも。
その後フェルゼンは、何人もの女性と関係を持ちますが「あの方には遠く及ばない」と独身を貫いたそうです。
悲しくも切なく、力強い。花言葉ってすごい。
彼女が贈ったリングは、
ポージーリング
と呼ばれ、今でも廃れる事のないメッセージとして使われています。
あなたもリングを贈る際にやってみては!?
この様にして、ヒューマンストーリーが込められていて、それが歴史を物語ったり、何千年との時空を超え語り続けられた花言葉。源流はやはり神話にあります。
パンジーの由来となるギリシャ神話
パンジーの由来となるギリシャ神話に登場するのは、恋の神クピドです。キューピッド、エロスとも呼ばれます。
神話は僕が知る限り4つほどありますが、今回はそのうち一つを紹介します。
ある春の日、恋の神クピドが野原に降り立ったとき、雑草の中につつましくも美しい花かありました。
その名もなき花にクピドはとても感動します。
「地上にもこんなにも美しい花があったとは!」
クピドはとても気に入り、その花に語りかけます。
「私の面影を、お前の顔に写そう。だからこれからももっと美しく咲き誇って、この世に愛と希望を広めて下さい」
そう言ってクピドは、その花に口づけをしました。これがパンジーです。パンジーはクピドの面影があり、人の顔に例えられることもあります。
世の中を愛と希望で満たそうと、考え込む姿から、「物思い」「思慮深い」という花言葉が名づけられています。
フランス語で『パンセ』とは、「考える」という意味であり、パンジーの語源とされています。
さいごに
今回はパンジーの花の由来や、物語をお伝えしました。
日本ではどこにでもあると思われるパンジーですが、歴史を紐解き関連させていくと、いろいろな事が見えてきますね。
マリーアントワネットの話について僕個人的な感想としては、フランス革命には、陰謀を持ちかけ、マスコミを利用し、大衆を洗脳し、利用した人物がいると思っています。
大衆がまるで魚の大群として意識を持つかの様に、正しさとは異なる方向に向かうこともあります。(もちろん、フランス革命が良かったのか、悪かったのかは僕には分かりません。)
ただ、無思考に、周りの感情に流されて、知らない間に洗脳されてた・・・。
みたいな事にはなりたくないし、そうした人を増やしたくないなぁ、とは思ってます。
情報の正しさを感じる力は今後一層必要になるな、そう感じました。
最後にパンジーの花言葉をもう一度紹介します。
パンジーの全般の花言葉
・物思い
・私を思って
紫のパンジー
・思慮深い
黄のパンジー
・つつましい幸せ
・田舎の喜び
白
・温順
参考文献
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