鈴蘭はおしとやかでさりげなく可憐に咲くイメージがあります。
花言葉もまさにそんな感じで、清楚や純潔、謙虚という言葉となっています。
どうも、じゅんぺいです。
まさに期待通りの花言葉になっているのですが、そんな鈴蘭の花言葉の由来はどのようになっているのでしょうか。
鈴蘭の由来や、神話を紐解いていった時に、ある共通点を見出すことになりました。
その神話達は3つありますが、いずれも悲しく怖い話となっていたのです。
でも、そんな悲しく謙虚な花だからこそ、縁結びという側面においては、効果を発揮するのだと思います。
今回は、鈴蘭の花言葉を紹介しながら、それらの悲しい神話、そして縁結びのご利益のあるお守りについてお話ししようと思います。
鈴蘭の花言葉に怖いものは?
鈴蘭の花言葉を一覧で示しますと、
・再び幸せが訪れる
・純粋
・純潔
・謙虚
です。
これらの元となったのは、幾つかの神話からだと推測しますが、どの話か?まではわかりませんでした。
由来となる神話については今回、3個お伝えしようと思います。一応ネットには載っていなかったものを記載しますね。
神話は結構悲しく、そして怖い話ばかりです。ただ、花言葉に関しては怖いものはありませんでした。
唯一、鈴蘭の裏花言葉なるものがあるとの情報を得ましたが、気にする必要はないですね。どうして気にする必要が無いかは、これからは考察します。
鈴蘭の裏花言葉?
元の話は、スノードロップの裏花言葉の、
・あなたの死を望みます
ですね。
あぁ、それね、と言うのが僕の意見で、その点の考察については、以下のリンクで既にしています。
スノードロップ花言葉が怖いのは死という説をラルクの曲から紐解いた
つまり、言うならば、無理やり誰かが悪意を持ってこじつけたって事です。
この手の話は、負の感情を煽り立てて、相手を洗脳するマスメディアの常套手段です。そんなものは気にする必要ありませんし、得られた情報が正しいかをちゃんと考えた上で、判断したいですね。
少なくとも僕は、花言葉は人を幸せにするために使った方が良いと思っているし、そもそも、マイナスのイメージを持たせるのは花がかわいそうだと思うので・・・。
それでは、鈴蘭に関する神話を紹介します。いずれも共通点を見いだす事が出来ました。
鈴蘭に関する神話3個
1.勝利の鈴の音
イギリスのサセックス州にあった、聖レオナールの森で、レオナールという名の若い戦士がシンという名のドラゴンに戦いを挑みます。
三日三晩戦いは続き、幾度となく死を覚悟したレオナールですが、それでも決して諦めませんでした。四日目の朝にようやく追い払うことに成功しました。
この戦いで、若きレオナールが流した血の跡には、毎年鈴蘭が咲くようになりました。
これが勝利の鈴の音の話です。
次は日本での話になります。
2.美しき娘の涙
室蘭がまだ淋しい漁村だった頃、浜辺に一隻の難破船が漂流しました。船はぼろぼろで、その中には一人の本当に美しい女性がぐったりと横たわっていたのです。
彼女は衰弱していましたが、どこか気品のある雰囲気でした。その理由は彼女が遠い地の貴女だったためで、その土地で追放されてしまったのでした。
村の若い男たちは、彼女のために小屋を作ったり色々と尽くしました。あまりに綺麗な女性だったので、なんとか気を引きたかったのです。
ところが村の若い女たちは、それが不満でたまりませんでした。これまでちやほやされていたのに、突然見向きもされなくなってしまったからです。
「あの女さえいなければ」
と多くの女たちが彼女の小屋に押し寄せ、娘の遺体を川に投げ捨てました。その時彼女の流した涙から鈴蘭の花が咲き、川辺は鈴蘭の花でいっぱいになったそうです。
3.乙女の血潮に染まる花
函館の近くに銭亀沢という地名があり、そこは毎年6月になると鈴蘭の花が一面に咲きます。
昔、この辺りカパラペという美しい女性がいました。彼女には恋人のキロロアンがいました。
二人はとても仲が良くいつも二人で過ごしていました。
でも、カパラペは別れ際にいつも不安で涙ぐんでいました。
キロロアンはカパラペにキスをすると、狩に出かけました。
皮肉な事に、その日は巨大なクマと出会ってしまいます。
キロロアンは毒矢を放って立ち向かいましたが、矢はクマの足をわずかにかすっただけで、クマを怒らせてしまいます。
キロロアンは山刀を引き抜き、クマに致命傷を与えますが、クマも爪で彼の脇腹に強烈な一撃を加えたのです。
翌日、帰ってこないキロロアンを心配に思ったカパラペが村人たちと探しにきました。
そこにはクマと共に倒れ、亡骸となったキロロアンの姿がありました。
カパラペは、キロロアンの山刀を取り出し、彼女の喉に突き刺しました。キロロアンに覆いかぶさる形でカパラペも命を絶ってしまったのです。
カパラペが流した血は辺りに飛び散り、白い鈴蘭を赤く染めました。
以来、銭亀沢のその辺りにだけ、うっすらと赤く染まった鈴蘭が咲くようになったと言います。
うなだれる様に咲くせいか、鈴蘭の神話はいずれもとても悲しく残酷な物語ばかりですね。
こうした淋しい物語があってか、鈴蘭を題材にした文学作品も悲しい物語が数多く存在します。
2001年のSOPHIAの『鈴蘭』という曲においても、幸せな花言葉が思い出せないという、切なく悲しい物語が伝えられています。
そんな悲しい物語の果てに幸せな花言葉となった鈴蘭ですが、前向きに縁結びに関する御利益のあるお守りが存在します。
それが、東京大神宮の縁結び鈴蘭のお守りです。
東京大神宮は縁結びの神
東京大神宮の主催神は、天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)を始めとして、縁結びに由来のある神様が祀られていますので、非常に強力なご利益かわあるそうです。
確かに下記のサイトの口コミレビューの数を見ると、何かがありそうですね。
ネイバーまとめでは、31件の御利益の事例があり、これはなんだか期待できそうですね^_^
人気はその純朴な花言葉なちなんだ縁結び鈴蘭守りが圧倒的なんだそうです。
ネイバーまとめ
自分自身に、友人のプレゼントに。ぜひ花言葉を添えてプレゼントしてみましょう。
最後に
今回は、鈴蘭の花言葉とその由来となる物語を紹介しました。そして縁結び鈴蘭守りとして、東京大神宮を紹介しました。
悲劇の物語ばかりでしたが、そ花がそんな経験をしているからこそ、花言葉は美しいものになったのだと思います。
最後に、鈴蘭の花言葉をもう一度ご紹介します。
・再び幸せが訪れる
・純粋
・純潔
・謙虚
参考文献
花の神話 秦寛博著
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