アネモネの花言葉って本当にたくさんあるのをご存知でしょうか。
どうも、じゅんぺいです。
このアネモネの花言葉が特に注目を浴びるようになったのは、人気アニメのエウレカセブンの登場人物のアネモネなんじゃないかと個人的には思ってます。
エウレカセブンは2005年にアニメ放送を開始した人気アニメロボットアニメです。
そこに登場する15〜16歳の少女アネモネという登場人物がいます。
彼女は主人公の敵として登場しますが、彼女の生々しい人生のストーリーを見ながら、アネモネの花言葉について考えていきたいと思います。
リスト
アネモネの花言葉
アネモネ全般の花言葉
・正直
・真実
・儚い恋
・見捨てられた
・見放された
・可能性
・薄れゆく希望
・恋の苦しみ
・辛抱
・無邪気
全体的に見るとネガティブな花言葉が多めな気がします。
アネモネの性格は、いわゆる「ヤンデレ」。病んでいて、デレデレしてる。自由奔放で、相手をこき使ったり、わがまま、横柄。
その攻撃的な性格の裏には打たれ弱い姿が隠されいたりしますよね。
そんな姿がアネモネの花言葉には隠されているような気がします。
色別の花言葉を以下に示します。
赤のアネモネの花言葉
赤のアネモネの花言葉は、
・きみを愛す
・わびしい思い
・恋の苦しみ
因みにアネモネの仲間の福寿草(アドニス)の花言葉は、「極限の愛」「悲しい思い出」
ギリシャ神話も同じものがあると言われています。
福寿草の花言葉を復讐劇の怖い韓国ドラマで解説!神話との関連性も
青いアネモネの花言葉
青いアネモネの花言葉は、
・堅い誓い
白いアネモネの花言葉
白いアネモネの花言葉は
・真実
・期待
・希望
・真心
黄色、オレンジのアネモネの花言葉
黄色とオンレンジのアネモネの花言葉については、幾つかのサイトや文献を漁りましたが、これらの色の花言葉を見つける事は出来ませんでした。
そういった意味では、全般の花言葉として捉えて良さそうですが、黄色については要注意です。
実は大体の黄色の花言葉は怖い意味が多いです。その理由はキリスト教に由来してるんですね。
キリスト教徒のユダヤ人を分けるためにユダヤ人に黄色のアイテムをつけさせたとされています。黄色は中世においては裏切り、詐欺のシンボルでした。なので、そういった意味で黄色はネガティブな花言葉が多いです。
紫のアネモネの花言葉
紫のアネモネの花言葉は、
・辛抱
・あなたを信じて待つ
・信じて従う
ピンクのアネモネの花言葉
・待望
・待ち望む
僕が最後にピンクと紫の花言葉を紹介したのは理由があります。
それは、少女アネモネのテーマカラーがピンクと紫だからです(あくまでも個人的な感想)
・アネモネの髪はピンク
・パイロットスーツは紫がアクセント
・アネモネのロボットの描写は紫が多い
アネモネの性格を表すエピソード
アネモネは強引な言い方をすれば人造人間です。敵として主人公の前に立ち塞がります。
それは、本人が成し遂げたいものがあるというよりは、自分の存在意義を自分で認めさせるため。
そのために好きでもない、上官デューイにベタベタと寄り添うそぶりを見せたりしていました。
高圧的な態度も、相手をひれ伏させるために行なっているようで、それは自分で自分を、自分だと認めさせるためのものでした。
彼女にはこんなエピソードがあります。
ある土地で、アネモネの世話係ドミニクが花を見つけます。その花はアネモネでした。それに気付かずにアネモネ草をアネモネに渡した時の話です。
アネモネ:アネモネね。
ドミニク:そうなのか?
偶然だよ、僕は花に詳しくないんだ。
アネモネ:アネモネの花言葉知ってる?
ドミニク:ごめん、知らない。
アネモネ:消える希望 よ。
ドミニク:あ…
アネモネ:失敗ばかりしてる、私へのあてつけね。
ドミニク:違うよ、ほんとに花の事知らないんだ。
アネモネ:知らない。
そうよね、あなたは知らないのよ。
わたしがどうして闘ってるか。
失敗ばかりしてる私が、この先どうなっちゃうのか。
ドミニク:そんな事いうな。
ぼくは!
アネモネ:救えるの?
私の事。
救ってくれるの?
ドミニク:ああ、もちろんだ。
アネモネ。
ドミニク:あ、うぁ
あ、あうぁ。。。。
アネモネ:私の事なにも知らないくせに。
よくそんな事いえるわね。
ドミニク:違う!
僕は!
アネモネ:やめて、
わたしに、すがらないで。
幾つかある花言葉の中で、アネモネが「消える希望」と言ったのは、彼女自身の心の内を示していました。
努力しても上手くいかない現状に、ドミニクもアネモネも二人とも依存関係にあります。
・単にプレゼントとして持って行ったドミニクに対して、ネガティブに受け取るアネモネ。
・反発されたアネモネに対して、自分はアネモネを考えているとすがるドミニク。
・すがりたいのは私の方よ!とアネモネ。
アネモネの花言葉の通り、彼女は無邪気で思った事を正直に出す反面、見捨てられた薄れゆく希望なんだと、自分の運命を諦めていました。
だから、上官デューイを不本意ながらも慕う事で、何とか自我を保っていました。人に造られた自分は、主人を慕うしか生きる道はない・・・。
でも、本当はずっと待っていたんです。全てを失った自分を認めてくれる人を・・・。
アネモネのその後
最終的にアネモネとドミニクは安らかな時を二人で過ごします。
アネモネは本編では大量の鎮静剤を打って自我を保っていましたが、その薬が訳あって使えなくなりました。
そしてその後、亡くなったとされています。
その時のアネモネは、自分の能力を発揮したいとか、名誉など、そんな思いはなかったと思います。でも、アネモネは幸せだったんじゃないかと僕は思うんです。
その理由は、ドミニクに自分の存在そのものを認めて貰えたから。それまでアネモネは自分が自分であるために、居場所を作るために生きてきました。
自分で自分にラベルを貼り、役に立つ人間だと認めさせる事で自我を保っていたんですね。
でも、全てが終わって薬も使えなくなった時、全てのラベルが取り除かれました。その時に彼女の中にたった一つの光が残ったんです。
それがアネモネの花言葉、
・正直
・真実
・可能性
・無邪気
なのではないでしょうか。
最後に
今回はアネモネの花言葉をエウレカセブンのキャラクターの性格、ストーリーから紐解いてみました。
明るく強い性格の裏には影がある。そんな事を伝えてくれるストーリーでしたね。
でもそんな人が貼り付けたラベルを剥がす事で、本当の光が見えてきます。
全てを失っても、これをやってたらそれだけで幸せ、そんなものを見つけたいですね。
あなたが、なぜか言われなくてもやってしまう、癖のような、好きな事ってありますか?
僕は文章を書くことだったりするのですが、あなたの好きなもの、教えてくださいね。
参考文献
花の神話 秦 寛博著
外部サイト
外部サイト
外部サイト
外部サイト
外部サイト
外部サイト
外部サイト
この記事へのコメントはありません。